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第五章 旧約聖書「創世記」ノアの系譜 [創世紀(牛角と祝祭・その民族系譜)]

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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
 執筆時期:1999~2000年

《第五章 『旧約聖書』「創世記」ノアの系図




  創世記第一〇章は述べる。
  
  「ノアの子セム、ハム、ヤペテの系図は
   次のとおりである。
   洪水の後、彼等に子がうまれた。」
 
 この三人の名前、
 セム Shem、
 ハム Ham、
 ヤペテ Japheth については、
 
 その語義を詮索しない方がよいのかもしれない。
 
 だが、
 それぞれに連なる系図の人々の特質を考えると、
 やはり検索せざるを得ないのである。
 
  セムはシュメール語の 
 šum(供犠する)に由来する
 「供犠の人々」と考えられる。
 
  ハムは、ゲオルギ(グルジア)語の天候 
 hava 、あるいは
 シュメール語の天 am に係わり、
 「自然神崇拝者」の人々の
 代名詞と考えられる。
 
  ヤペテは、
 ギリシャ語のάπο-θεώ(apo-theo)
  (人間などを神として崇める)、
 ラテン語の apotheosis 、
 ドイツ語の Apotheose 、
 サンスクリット語の avatana に係わり
 「神化宗派」ということができる。
 
 このヤペテ名は
 日本の神道にとっても重要な用語である。
 
 つまり
 「八幡ヤハタ」こそ
 サンスクリット語を通して
 日本へ入ってきた「ヤペテ」なのである。
 
 八幡神を初め、
 北野天満宮、
 豊国神社、
 東照宮
 
 など実在した人物を神格化して
 信奉している神社が多い。
 
 八幡神社は大分県宇佐神宮を総本宮とする。
 
 同神宮の祭神は
 第一殿に八幡大神、
 第二殿に比売大神、
 第三殿に神宮皇后が祀られており、
 
 八幡大神は誉田別尊、
 つまり、
 応神天皇のことで、
 人間を神として崇拝しているのである。
 
 この経緯がヤペテ(ヤハタ)なのである。
 この例によりその性質を理解できる。
 
M.K記
 連絡先:090-2485-7908
 

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