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第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・月氏とシルクロード:①因幡と「陶器師」土師氏 [創世紀(牛角と祝祭・その民族系譜)]

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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
 執筆時期:1999~2000年
《第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・月氏とシルクロード:因幡と「陶器師」土師氏
 
  「安来:十戒神社と祈り」で
  「因幡の白兎」の兎(うさぎ)は、
  秦氏の絹製品を取扱う者の
 取締り(監督 HSGKH/hazhgokle)のこと
  であるとの見解を述べた、
 
 「久伊豆神社とお獅子様」で「ハジ」は
 ヘブライ語の「野うさぎ」を表わす 
  HAZ(hoz)の音写であることも述べた。
 
 その「ハジ」に対し、
 「土師」の漢字が当てられているが、
 その理由を考察する。
 
 ガド族名のGadの祖は「栄光、幸運」を表わす
  GDVLHに近似した用語は KDR(kadōr) があり、
 これが「陶器師」を意味している。
 
 「土師」とはこの KDR(陶器師) のことである。
 
 イザヤ書第41章25に次のようにある。
 
  わたしはひとりを起こして北からこさせ、
  わが名を呼ぶ者を東からこさせる。
  彼はもろもろのつかさを踏みつけて
  しっくいのようにし、
  陶器師が粘土を踏むようにする。
 
 この「陶器師」はヤハウェ神の代名詞となる。
 
 イザヤ書第64章8ではそれを述べる。
 
  されど主よ、
    あなたはわれわれの父です。
  われわれは粘土であって、
    あなたは陶器師です。
 
 ヘブライ語で粘土を
  TsYTs(tit) というが、
 「へな土」の意味で、
 砂や水を混ぜた土である。
 
 創造期第2章7は
 
 「主なる神は土のちりで人を造り、
  命の息をその鼻に吹きいれた。
  そこで人は生きた者となった。」と述べ、
 人を土から造ったと述べている。
 
  TsYTsは日本語に
 「つち・土」として移入されているのであって、
 「土師」とは
  「粘土師」にして「陶器師」である。
 
 また、
  この用語は「チチ」としても取り入れられ、
 『旧約聖書』における人間の始まりの
 アダムに対応した父の表現とみることができる。
 
 浅草の今戸では
 江戸時代においても盛んに
  瓦を焼く煙が立っていた。
 
 土師氏の伝統が面々と続いているのである。
 
 埼玉県の西端にある秩父郡、
 
  市の
 
 「チチ-父」は、
 
 その音写と意訳を並列させた地名である。
 
 その元となっているのが秩父神社で、
 祭神八意思兼神や
  下春命が持ってきた名称である。
 
 「ハジ」に「土師」の表記がされているのは
 このような背景理由があり、
 「土師氏」はガド族である秦氏の別称である。
 
 埼玉県岩槻市の久伊豆神社の創建伝承や
 
 東京都台東区の浅草神社などに伝わる土師氏は
 
 既にみたように明らかに秦氏に係わっている。
 
  この土師氏は、
 
 大和朝廷の時代に陵墓や土器製作に働いた
 
 「ハニ(土部)氏」とは
 区別されなければならないだろう。
 
 鳥取県岩吉には伊和神社が鎮座している。
 
 「延喜式」神名帳の因幡国高草郡に
 同名で記載されている。
 
 伊和神は
  祠の背後の石室に依る名称とされているが、
 ヤハウェ神であった可能性がある。
 
 ヘブライ語の
  TsVR(tsvar)という
 
 「大きな岩、岩盤」の意味と同時に
 「岩なる神」を表わす用語があるからである。
 
 「石坐」あるいは「磐坐」は神の象徴である。
 
  TsVR-YSRAL は「イスラエルの神」を言い、
 
 ヤハウェ神を表す。
 
 エルサレムもモリヤ山の磐坐は
 アブラハムがその子イサクを
 犠牲に献げようとした聖所である。
 
 伊和神社の石室はそのような磐坐である。
 
 その南、徳尾には、
  同じく神名帳の高草郡に
 記載されている
  野見宿禰神社が鎮座する。
 
 祭神大野見宿禰命は、
 同社では
  土師氏の祖神として奉祭したと伝えている。
 
 つまり、
  土師氏がこの因幡国にいたことになる。
 
 この名称をヘブライ語で解明すると、
 「大」は GDVL(gadol) ガド族の由、
 
 「野見」は「ノミ」で
   NAMN(namin)「財産管理人」、
 「宿禰」は「スクネ」で 
   SGN(segan) 「代理(者)、副官、次官」で
 「代官」を表し
 「ガド族の財産管理人の代官」となり、
 「安来:十戒神社と祈り」で述べた
 
 「ウサギ」
   HSGKH(hazhgokh)
 「監督、取締」に相当することになる。
 
 稲葉郷は
 同社の東方、
  千代川を超えた約5㎞の地点にある。
 
 そこからさらに南方、鳥取市の香取には
 「延喜式」神名帳の法美郡に載る
  意上奴神社が鎮座する。
 
 神名帳はその訓を「イフミ」としており、
  YKB(ヤコブ)の転訛とみられる。
 
 同じく法美郡に載る服部神社は
 鳥取市服部に鎮座するが、
  秦氏に係わる神社である。
 
 『和名類聚抄』の因幡国には
 土師郷が二ケ所記載されている。
 
 八上郡土師郷と智頭郡土師郷で、
 双方とも上記の諸社の南方に位置する。
 
 前者は現在の八頭郡郡家町に
 土師百井の地名があるように
 私都川、八東川の沿岸地帯とみられている。
 
 その西側は河原町で
 八上比売や須勢理比売伝承のある
 八上売沼神社が鎮座しており、
 土師氏(秦氏)の
 養蚕業の中心地であったとみられる。
 
 「郡家」と「河原」は祖語を同じくし、
 ヘブライ語の「波」を意味する 
  KhVVALYE(khvalye) の音写である。
 
 同地は川が合流する地点で
 水理が大事であった様子が覗われる。
 
 因みに鳥取市の千代川の河口辺にある
  賀露町名も
 これと同義のヘブライ語
   GL(gal)の音写である。
 
 後者の土師氏は現在の八頭郡智頭町に当たり、
 兵庫県へはより近くで、
 播磨国一の宮伊和神社の鎮座する
  宍粟郡一宮とはそう遠くない。
 
M.K記
連絡先:090-2485-7908

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