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 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・月氏とシルクロード:久伊豆神社と「十戒」 [創世紀(牛角と祝祭・その民族系譜)]


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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
 執筆時期:1999~2000年
《第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・
月氏とシルクロード:久伊豆神社と「十戒」
 
  「久伊豆」は一般に
 「ヒサイズ」と呼ばれている。
 
 その背景には何があるだろうか。
 
 玉敷神社は
 現在騎西町騎西に鎮座しているが、
 同社は
  当初騎西地区の北に隣接する
 正能(しょうのう)の
 西北端にある吉富に
  鎮座していたことが知られている。
 
 この「正能」が
 「ヒサイズ」を解明する要因となる。
 
 同名は音訓すると「セイノウ」で、
 
 これは現イスラエルの南方にある
 シナイ半島名に由来を持つのである。
 
 シナイはヘブライ語で 
  SYNY であるが、
 「ヒサイズ」は
 モーセがエジプトから
  ここに逃れて来たことに始まる。
 
 彼はそこのホレブ山において神から
 「十戒」を授かるのであるが、
 
 その時の状況を
 
 「出エジプト記」第3章1は
 
 3:1 
 
  モーセは、
    しゅうとでありミディアンの祭司である
  エトロの羊の群れを飼っていたが、
  あるとき、
    その群れを荒れ野の奥へ追って行き、
  神の山ホレブに来た。
 
 「正能」は「シナイ=ホレブ山」を表わす。
 
 ホレブ山は一般に
  シナイ山と呼ばれているからである。
 
 正能地区の東に隣接する
  日出安(ひでやす)地区名は
 
 「ミディアンMDIM」の
 
 変化したものであり、
 上記の引用のように
  それはシナイ山のある地方名である。
 
 北川の高柳「コウリュウ」また
 加須市礼羽「レイハ」は
 「ホレブ」の転訛した地名であろう。
 
 中世には
 この辺りは
 埼西郡葛浜郷と呼ばれていた。
 
 「葛」はガド族を
 「浜」はホレブの訛ったものとみられる。
 
 加須市は「カゾ」という。
 
 「葛」を「カズラ」というのにも
 明らかなように
 ガド Gad に由来している。
 
 この地域は
 葛飾郡に属していた訳ではなかったので、
 その「葛」を指してもいない。
 
 「葛(カズラ)」は「藤」であるが、
 
 玉敷神社の藤は
 越谷市の久伊豆神社の藤棚と同じく
 神社の象徴である。
 
 藤が久伊豆神社にあるのは意味深い。
 
 それがガド族を象徴しているばかりでなく、
 行田市に藤間があるように
 久伊豆神社の祭神をも表象させている。
 
 つまり、
 ユダヤ教において
 神の御名を呼ぶ際の別称
 HShM(hashem) が
 転訛したものと考えられるからである。
 
 騎西町の南隣に隣接する菖蒲町名は
 エルサレムの丘名・町名である
 シオン名の転訛である。
 
 三重県上野市に菖蒲地区があり、
 そこに市場寺があることから明らかである。
 
 「市場」については後述
 
 「千葉:坂戸神社の人身御供神事」
 
 で詳説する。
 
 その菖蒲町に柴山枝郷、
 それに接する
 南埼玉郡白岡町に柴山の地名がある。
 
 これもシナイ山を表わす。
 
 「出エジプト記」第3章3:2~3:4は
 上記に続いていう。
 
 3:2 
 
  そのとき、
  柴の間に燃え上がっている炎の中に
  主の御使いが現れた。
 
  彼が見ると、
  見よ、柴は火に燃えているのに、
  柴は燃え尽きない。
 
 3:3 
 
  モーセは言った。
  「道をそれて、
   この不思議な光景を見届けよう。
   どうして
   あの柴は燃え尽きないのだろう。」
 
 3:4 
 
  主は、
  モーセが道をそれて見に来るのを
  御覧になった。
 
  神は柴の間から声をかけられ、
  「モーセよ、モーセよ」と言われた。
 
 柴山とはこの「しば」の山、
 つまり
 シナイ(ホレブ)山を言っているのである。
 
 小字名の「神の木」とは
 その「しば」であろう。
 
 「出エジプト記」は、
 ここにおいて神が
 
 「有ってある者(YHWH)」
 
 であることを明かし、
 「十戒」を授与することになる。
 
 柴山の南方
 桶川市小針領家・倉田、
 北足立郡伊奈町小針新宿・小針内宿とある
 
 「小針・倉田」は
 ヘブライ語の「声」を意味する
 KVLVT(kvdut) の音写による地名で
 「神の声」を表わし、
 「十戒」を内義とする用語である。
 
 騎西町に
 上埼・下埼と「サキ」がある。
 
 これは
 モーセがその群れを追っていた
 「羊」を表わし、
 ヘブライ語の 
 SK(sak) によるものである。
 
 加須市の東南に久喜市があるが、
 この「クキ」は聖書を表す
 「巻、冊」を意味する
 KhRKh(kharakhi) の音写である。
 
 「十戒」は
  Isharat-hedibudut (十のこだま)
 と表記されている。
 
 IShR は女性形で、 
 IShRH は男性形、
 IShRVT(Isharat) は男性形複数である。
 
 古久喜に太田神社が鎮座するが、
 これは 
 IDH(Iedah)「証人」に依るもので、
 ガド族の象徴である。
 
 加須市の東側栗橋市の伊坂は
 その IShRH(Iasarh) の音写であり、
 
 「クリハシ」は 
 
 KVLVT-HShM(kulut-hasshem) の音写で
 「神声(声-神)」を表わしており、
 
 市内の佐間は 
 ShMH(shamh) で
 神の御名を呼ぶ場合の別称で 
 HShM に対応する。
 
 「ヒサイズ」は
 この「神の声、天声」を意味する
 「こだま」に依拠すると考えられる。
 
 前述のように
 十戒は「十のこだま」と表記されている。
 
 HDBVDVT(hedibudut) の語幹
 HD(hed) は
 「こだま、反響、轟」を表わし、
 同類語 
 HDHD(hidehed) は
 「こだますること、反響、余韻」
 を表わす。
 
 この HDHD こそ
 
 「ヒサイズ」の祖語である。
 
 ガド Gad が
 「カゾ加須」となっているように
 "D"は"Z"に
 ここでは変化しているのである。
 
 「ヒサイズ」神社は
 結局「十戒」神社ということになる。
 
 それはモーセと神との
 シナイ(正能)の
 ミデアン(日出安)の
 ホレブ(高柳・礼羽)山における
 事件であった。
 
 神より授けられた
 「十戒(律法)」は
 二枚の石板に刻印され、箱に納められた。
 
 その箱、「契約の箱」は
 KIhSH(kufusah) 支布佐・吉佐・騎西・
 クイズ<久比須・久伊豆>)
 として保たれているのである。
 
 その本義については
 長い間忘却されてきたのである。
 
 加須市の北側は羽生市である。
 
 この
 「ハニュウ」は
 「ミデアンの祭司」
 を表わす。
 
 ヘブライ語の 
 FhHNH(fehnah) が
 その祖語で「祭司職」である。
 
 市中央部羽生南に接する
 秀安(ひでやす)は
 騎西町の日出安と同じく
 「ミデアンMDIM」である。
 
 羽生北に鎮座する大天白神社は
 
 「志摩のダイダラボーシと天白社」
 
 でみたように
 ヤハゥエ神を祭祀した社名である。
 
 秀安の西隣り加羽ケ崎は、
 「加羽」が 
 KBS(kebes、羊・緬羊) 、
 「崎」は 
 SH(sak) で「子羊・小やぎ」で、
 「羊の子羊」を表わす。
 
 桑崎・川崎(上下)はこれと同様か、
 KBSH(kibesah 羊・緬羊)に
 依るものであろう。
 
 小松・小松神社は
 「モーセ五書」に由来する 
 Khmesh を、
  岩瀬も 
 ISRH(Iasah 十) で、
 「十戒」を表わす。
 
 手小林:てこばやし(上中下)名は
 「トネリン」で、
 「トネ」は、
 雷を表わす 
 DYNIR(diner) で、
 
 これは利根川の
 「トネ」とも同根である。
 
 「リン」は RIM(rime) で
 「雷名、轟王」を表わす。
 
 域内の雷電宮(上手小林)、
 音無神社 
 DYNIR(同)はそれを示している。
 
 「羽生」はまた
 「ハブ」とも訓まれるが、
 これは「ホレブ」の転訛であろう。
 
 字(あざ)名
 「発戸(ほっと)」は
 「ハブ」か「こだま」の
 HD(hed)に係わるものだろう。
 
 須影、小須賀は子羊を表わす 
 SH が元になっているが、
 
 この地名は
 羽生市の西側行田市の東北端
 利根川沿いの須加にも継がれている。
 
 同市の東端に位置する
 太田、小針の地名は前述に同じである。
 
 若小玉は正に「こだま」に係わっている。
 
 その域内に鎮座する
 勝呂(すぐろ)神社の「スグロ」は、
 本書ではこれまで説明していないが、
 
 メソポタミアの
 チグリス川、ユーフラテス川の上流
 スバルトゥ、ハブールに祖地を持った
 グルジアの人々の「泉」を表わす 
 tsgra と祖語を同じくしている。
 
 同神社の東方にある
 竜泉寺がそれを傍証している。
 
 "ts"はツ"と日本語では訓んでいる。
 
 菖蒲町で挙げた
 シオンは
 ヘブライ語で
 TsYVN(ツィボン)であり、
 エルサレムの代名詞である
 シオンへ帰り
 イスラエルの建国に当たろうとする運動を
 日本では
 「シオニズム」と表記する。
 
 よって、
 「勝呂 tsgra」は
 「シロ、白」となり、
 「白川戸」の語頭となっている。
 
 「川戸」は「カワベ」で
 ヘブライ語の「星」を表わす
 KhVKhB(kvhave)の音写であり、
 「白川戸」は「泉‐星」を表わす。
 
 行田市の北面に位置する
 北埼玉郡南河原村に
 江戸時代まで
 勝呂神社と称された
 河原神社が鎮座する。
 
 「河原」も 
 KhVKhB を祖語とする。
 
 村内の馬見塚名は「泉」を意味する 
 MBVI(mavui) に係わっている。
 
  埼玉県東北端にある
 川辺町名の遺るように
 北埼玉郡や北足立郡などに
 「河辺、川辺、川戸」
 などが用いられてきたが、
 これらの多くは
 「星」あるいは
 「泉星/井星」を表わしている。
 
 菖蒲町から白岡町・久喜市境を
 星川が流れるが、
 「河原井」の地名がここにあり、
 「星‐井」の字義である。
 
 因みに白岡は
 「岡泉」の地名があるように
 「岡‐泉/白」である。
 
 星川は
 本来は現在の見沼代用水の古名であり、
 江戸時代には
 天神河原用水と表記されている。
 
 「星神」の語義である。
 
 現在においても星川(上星川)は
 行田市荒木で利根川へ合流するまで
 行田市および同市と南河原村の境を成して
 その水源は熊谷市である。
 
 同市の中央部熊谷駅近くに
 「星川」の町が置かれている事からも
 同地域にとって
 同名がいかに重要であるかが解る。
 
 星川の水源は上之(かみの)地区にある。
 
 「上之」は
 台東区の上野、
 三重県上野市、同市上之荘も同じで
 
 「泉」を表わす
 ヘブライ語の 
 IYN(Iayen) の転訛である。
 
 実際上之村では
 多くの泉が涌いていたと記録にある。
 
 またこの辺りは
 那珂川郷であったとみられており、
 「ナカ」は
 ヘブライ語 
 NHR(nahar) に依り、
 「川」を表わす。
 
 上之に接し、川上名があり、
 泉、川の関係がみられる。
 
 三重県の名張市名は
 この 
 NHR(nahar) に依拠する。
 
 現在名雷電神社は
 明治2年まで
 久伊豆神社と呼ばれている。
 
 この地域に
 久伊豆神社信仰が
 行われていたことが解る。
 
 上之の西南に接して箱田があり、
 箱田神社は
 かって久伊豆明神雷電権現と称され、
 久伊豆神と雷電神が集合されている。
 
 雷電神社の本社は
 群馬県邑楽郡板倉町の同名社である。
 
 箱田に接して肥塚地区があるが、
 南北朝時代には
 「桃塚」と表記されたが、
 「批塚」ともあり、
 「ヒッカ」である。
 
 これは「ヒツギ・櫃」が
 祖語で箱田の「箱」に相当する。
 
 「ハコタ」は
 「聖櫃」 
 ARVN-HKDSH(arun-hakudash)の
 HKD-を音写したものである。
 
 代(だい)という地名がある。
 
 これは「ヨ」であり、
 IYNの変形"Y"の音写で「泉」を表わす。
 
 熊谷(くまがや)は
 「クマヤ」と音訓できる。
 
 肥塚地区に熊谷神社が鎮座しているが、
 これも「クマヤ」であっただろうか。
 
 「クマヤ」はヘブライ語の 
 KVVILI(kmele) の転訛したもので
 「泉」を表わす。
 
 "VV"は、
 まゆ眉VVYI、
 白いVVYYS(繭)の例で
 すでにみたように"MM"に変化しており、
 kmeye<Lは無音化>となったものである。
 
 よって「熊谷」は星川の水源で
 星神の鎮座をしている旨を示している。
 
 熊谷市の北、
 利根川沿いに大里郡妻沼町には
 上根(上之、上野に同じ)があり、
 葛和田に
 字名「秦」名があることは注目される。
 
 町名妻沼は
 シオンTsYVNを
 祖語としているとみられる。
 
 このように埼玉県の東部において、
 イスラエル人の
 ヤハゥエ神信仰が行われていたことが
 示されている。
 
 又久伊豆神社は
 ガド族の
 「十戒」信仰を主眼としていたのである。
 
 そして久伊豆神社が鎮座する地域を
 流れているのが荒川(元)で、
 「アラ」はヘブライ語の「神」を表わす
 ALH の音写に依っているのである。
 
 「荒川」は「神川」である。
 
M.K記
連絡先:090-2485-7908

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