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(四) イブライ王国の南北分裂〔ユダ王国(南)とイスラエル王国(北)〕 [神聖の系譜]


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『神聖の系譜』
メソポタミア〔シュメール〕
ヘブライ&日本の古代史
 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦 
 
第三部 イブル〔ヘブライ〕の十二部族
 
  第一章 旧約聖書のイブル人部族化
 
  (四) イブライ王国の南北分裂
     〔ユダ王国(南)とイスラエル王国(北)〕
 
  紀元前一二〇〇年頃モーセの指導で
 エジプトを脱出した後数十年を掛けて
 「父祖の地」カナンに
 定住できたイブル人たちは、
 その後その集団の結束を続け、
 同一〇二〇年頃に
 その体制が王国制に変わったがさらに続き、
 同一〇〇〇年を過ぎて
 ダビデ王が出てイブル王国を強固にして
 最盛期に入った。
 
 同九六五年になって同王が死ぬと
 ソロモン王が王国を継いだ。
 
 また「ヨシュア記」第二一章では
 各部族からレビ部族に
 町々が分け与えられた記録が述べられている。
 
   レビ人の一族のかしらたちは
   祭司エルアザルとヌンの子ヨシュアと
   イスラエル人の一族のかしらたちの
   ところに来て、
   カナンの地のシロで彼らに告げて言った。
   「主は私たちに住むべき町々と
    家畜のための放牧地とを与えようと
    モーセを通して命じられました。」
   それで、イスラエルの人は主の命令で
   彼らの相続地から次の町々と
   その放牧地をレビ人に与えた。
 
 続いて各部族がレビ族に与えた
 町々の名称が記録されてるが、
 その詳細をここに転載することは止める。
 
 ただし、ガド族に係わる記述だけを掲げておく。
 
   ガド族から、
   殺人者の逃れの町ギリアデのラモテと
   その放牧地アナハイムとその放牧地。
 
  ソロモン王の時代〔九六五-九三二〕も
 強盛ではあったが、
 その在位の時代から
 周辺のアラム国を侵食し始めた。
 
 ソロモン王の施政もエルサレムに
 大規模神殿を建築するなどしたため
 経済を傾けせ国力が疲弊し始めた。
 
 そして同王の死後次の王の時すぐ、
 つまり紀元前九三二年に王国は
 遂に〔ユダ王国〕と北〔イスラエル王国〕に
 分裂してしまった。
 
 ソロモン王時代に南北の勢力が衝突しており、
 その対立が決定的な最後を迎えたのである。
 
 南のユダ王国は主勢力はダビデ・ソロモンの
 出自族であるユダ部族が中心であった。
 
 ユダ部族の地中海沿岸を嗣業の地として
 定住していたシメオン部族はいつの間にか
 消滅してしまっていた。
 
 北のイスラエル王国には塩の海の北端の
 東西より以北にいた
 ベニヤミン、エフライム、マナセ、ダン、
 イッサカル、セブルン、ナフタリ、アシェル、
 そしてヨルダン川の東側にいた
 ルベン、ガド、マナセの半分の部族の地が
 その領域になった。
 
  この分裂によって成った両王国は
 その後のイブル人たちの運命に
 重要な要素となった。
 
 二一世紀に入った今日この両国の地方、
 つまりモーセが回復させたイブル人たちの父祖の地
 カナンには古代イブル人を主体とする国は
 残念ながらない。
 
 本書は分裂した両国の部族が
 どう変転したのか説明することになる。
 
 もちろん十二部族全部の運命を
 それぞれに説明するのは不可能である。
 
  北のイスラエルは
 紀元前八世紀にアッシリアによって滅亡させられ、
 人々はメソポタミア〔メディア〕へ捕囚となって
 連れ去られてしまった。
 
 彼らの行方はこれまで全く知られず、
 「失われた十支族」との慣用句が
 ヘブライ学界では定句となっている。
 
 また南ユダ王国も
 紀元前四世紀頃まで地位を保ったが、
 新バビロニアによってこれまた
 メソポタミアへ連れ去られ
 〔バビロン捕囚〕、
 後にカナンへ帰還を許され、
 エルサレムの神殿を再建するなど
 復興の事業を進めたが、
 ローマ帝国の強大化でマッサダ砦などを構えて
 抵抗したものの遂には滅亡の憂き目に会った。
 
 彼らユダ部族の行方もあれほど教典として
 記録にその経歴を残すイブル人の性格にも
 拘らず何の記述もなく知られていない。
 
 その後裔はいるのだろうか。
 
 また現在いるとしたら
 どこに潜んでいるのだろうか。
 
  ≪参考≫
 「失われた十支族」
 
 〔バビロン捕囚〕
 
M.K記

 連絡先:090-2485-7908

 


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