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第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・月氏とシルクロード:②鷲宮神社と板倉の雷電神社 [創世紀(牛角と祝祭・その民族系譜)]



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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
 執筆時期:1999~2000年
《第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・
月氏とシルクロード:②鷲宮神社と板倉の雷電神社
 
  「出エジプト記」第20章18はまた言う。
 
  20:18 
 
  「民全員は、雷鳴がとどろき、
   稲妻が光り、角笛の音が鳴り響いて、
   山が煙に包まれる有様を見た。
   民は見て恐れ、遠く離れて立った。」
 
 民はその時神の語ったことに
 聞き従うようになった。
 
 この神の顕在である
 
 「雷」と「稲妻」を崇拝しているのが
 
 雷電神社と鷲宮神社である。
 
 騎西町の東方に
 加須市(北)、
 久喜市(南)、
 栗橋市(東北)に囲まれて
 北葛飾郡鷲宮町がある。
 
 この町名は
 同町鷲宮一丁目に鎮座する
 鷲宮神社に由来する。
 
 同社は
 この地方で最も古い神社と伝えられ、
 その北側の北埼玉郡の
 大利根町、北川辺町に散在する
 鷲神社の本社である。
 
 「御由緒」は
 「出雲族の草創に係わる
  関東最古の神社である。
 
  神代の昔に
  天穂日宮とその御子武夷鳥宮とが、
  昌彦、昌武父子他27の部族等を率いて
  当地に神埼神社(大己貴命)を祀り、
  さらに天穂日宮の御霊徳を崇め、
  別宮を建てて奉祭したのに始まる」
 
 と説明している。
 
 これに依ると
 現摂社の神埼神社は
 大己貴命を
 祭神として創建されたことになる。
 
 大己貴命は
 久伊豆神社、
 玉敷神社の祭神で、
 既に解き明かしたように
 大国魂神の別称であるから、
 鷲宮神社も
 イスラエル人の信仰に
 関係はあるとみえる。
 
 神埼の背景については後に述べる。
 
 「鷲宮」名は
 新編武蔵風土記稿が社殿として
 土師連が奉祭することから
 
 「土師宮」が
 「ワシ宮」に変名したと記している。
 
 しかし、
 以下に解明する事情に依ると
 それは単なる語呂合わせに過ぎず、
 別の理由に依るものである。
 
 鷲宮の周辺の地名である、
 かっては一つの村の地名であった
 東大輪、
 西大輪の
 「オウワ」は
 ヘブライ語の 
 IOV の音写で「雲」を表わす。
 
 上内(ウワウチ)の「ウワ」も同語の転訛で
 「ウチ」は ATR(autuar) の音写で
 「位置が定められる、(場所が)局限される」の
 意義で
 「ウワウチ」は
 「動かない雲、留まっている雲」
 となる。
 
 民数記第10章33、34は
 契約の箱のある所を
 神の雲が覆って動かなかったと記している。
 
 《契約の箱》
 
 10:33 
 
  人々は主の山を旅立ち、
  三日の道のりを進んだ。
  主の契約の箱は
  この三日の道のりを彼らの先頭に進み、
  彼らの休む場所を探した。
 
 10:34 
 
  彼らが宿営を旅立つとき、
  昼は主の雲が彼らの上にあった。
 
 10:35 
 
  主の箱が出発するとき、
  モーセはこう言った。
 
 「主よ、立ち上がってください。
  あなたの敵は散らされ/あなたを憎む者は
  御前から逃げ去りますように。」
 
 10:36 
 
  その箱がとどまるときには、こう言った。
 
  「主よ、帰って来てください/イスラエルの
   幾千幾万の民のもとに。」
 
 さらに中妻の
 「ナカ」は NGH (光、光輝)、
 「ツマ」TsMR (羊毛、毛糸)の音写で、
 「ナカツマ」は「光の糸」となる。
 
 これは「稲妻」を表わす。
 
 羊毛は縮れ毛であるし、
 毛糸はけば多く、
 稲光を形容するのに相応しい。
 
 第12章 大国主神と大物主神で
 
 奈良県桜井市の三輪大社を紹介した際、
 その赤幣が稲妻であると述べたが、
 形容がギザギザであるからである。
 
 筆者(小嶋秋彦)は
 少年時代何度も緬羊を飼育し、
 その毛を刈り取ったことがあるので
 よく解る。
 
 あの経験がなければ、
 この解釈にならなかっただろう。
 
 次が最も重要だが、
 ヘブライ語のハヤブサ(鷲)を表わす用語
 VZ(vaz) で日本語の
 「ワシ」はこれが祖語と考えられ、
 これに近似した用語に 
 VZK(vazak) があり、
 (稲光、稲妻、雷)を表わすのである。
 
 これが鷲宮名の背景である。
 
 「ワシ」は稲光のことである。
 
 依って
 「鷲宮」は「稲光の宮」と理解でき、
 正に雷電宮である。
 
 「イナ(稲)」もヘブライ語の 
 INN(雲)が祖語で、
 
 「韓国伊太氐神社と杵築神社」で解いた
 島根県斐川町に鎮座する
 伊努神社名となっている。
 
 稲光は「雲の光」、
 <稲妻>は「雲の糸」となる。
 
 また、
 「雷」は漢音(甲骨文字)においては
 「デン田」であるが、
 現中国語の 
 lei、
 日本語の「ライ」は
 メソポタミアを祖地として、
 ヘブライ語では 
 RIM(raim) といい、
 「雷名、轟き」となって渡来したもので、
 「ライメイ」はその事情を物語っている。
 
  それは「前橋と利根」などで解いた
 「トネ」の祖語 
 DVNIR と同義である。
 
 以上の理解から鷲宮神社においては
 ヤハウェ神の顕在としての稲光である。
 
 雷電神が奉祀されてるものと考える。
 
 前述の
 大利根町や北川辺町に縁社が多いのは、
 それらの北方群馬県邑楽郡板倉町に
 雷電神社が鎮座していることに係わる。
 
 同社は
 関東平野に広がっている
 同名社の総本社である。
 
 鎮座地雲間は「ハサマ」といい、
 ヤハウェ神を直接に呼ばないための称
 HShM の音写の呼称で、
 当社もイスラエル人の信仰に係わりがある。
 
 郡名の邑楽は「オウラ」で、
 「光、光明、明かり」を表わす
 ヘブライ語のAVR の音写である。
 
 鎮座地付近の地名
 大曲(おおまがり)は「オウワ」で
 鷲宮町の大輪に対応する。
 
 板倉の「倉」は「声」にして、
 ここでは「神の声」を表わす 
 KYLVT の音写である。
 
 「板」は
 モーセが
 シナイ(ホレブ)山頂で神より授けられた
 十戒を刻印された石板の意訳で、
 「板クラ」は
 「神の石板の声」の語義であり、
 やはり、
 ヤハウェ神の顕在としての雷音である
 雷神性を背景にした名称である。
 
 邑楽郡の名は
 「続日本紀」
 神護景雲3年(769)4月27日が初出で、
 
 『和名類聚抄』には
 「於波良岐」と訓まれている。
 
 これは 
 AVRKVLY の音写で
 AVRとKVLが合成された
 「光と音の」を意味し、
 「雷」である。
 
 現在の地名大蔵はその遺称であろう。
 
 藤原京出土の木簡にある
 「大荒木評」が
 当地の古名とすれば 
 AVR-ALKYM の音写で
 「神の光明」の字義である。
 
 前橋市の雷電神社を含め、
 この地方に渡来した
 イスラエルの人々は、
 雷の多い自然環境を考え、
 ヤハゥエの神の名を潜ませて
 雷電神として祀ったのである。
 
 鷲宮神社においては
 「雷名」を神社名としたのである。
 
 雷鳴を表わすのに
 「ごろごろ」という擬音がある。
 
 KVLY-KVLVT(声の声)の音写で
 「豪音」のことである。
 
 ついでに物をころがす
 擬音「ごろごろ」も
 ヘブライ語の 
 GLGL 由来で、
 その語義は
 「回転するもの、輪、車輪」である。
 
 鷲宮神社に近い地名
 葛梅(くずうめ)は
 「クズメ」とも呼ばれるが
 
 これは 
 ARTs-HTsVY (土地-麗しい)で
 イスラエルを意味する
 HTsVI をガド族の
 「葛」(-vi梅:バイ)を含めて
 音写したものであり、
 ここがイスラエルと同様
 彼らが麗しの土地だと
 物語っているのである。
 
 鷲宮神社では
 例年12月に大酉祭りが催され、
 同社は「お酉様」の本社でもある。
 
 既に安来市の飯島町や
 「福島:伊達と安達」において
 
 ヤハゥエ神が
 福や恵みをもたらす
 神であることを紹介したが、
 その典型的な祭事が
 「お酉様」である。
 
 この祭事はどこの神社においても
 酉の日に行われているが、
 それは語呂合わせに始まったことで
 
 「トリ」の本来の姿は
 「律法」 TVRH にある。
 
 東京都足立区保木間では
 鷲神社と表記し「オオトリ」と呼ぶ。 
 
 「保木間」は
 「お酉様」の祭神をよく明かしている。
 
 つまり「ホキマ」は
 「志摩のダンダラボーシと天白社」
 で解いた
 
 「智恵者、賢者」の 
 Kh(H)KhM に依るからである。
 
 祭礼では
 熊手が商売繁昌のお守りとして
 授けられる。
 
 「かっこめ」、
 「はっこめ」と別称されている。
 
 まさに、Kh(H)KhM の音そのものである。
 
 目黒区下目黒では大鳥神社と表記する。
 
 同社の背景は「浅草と目黒」で紹介する。
 
 熊手のヘブライ語は 
 MGRPhH ないし MGVV だが、
 
 千束の鷲神社の北方、
 三河島名は 
 MGRPhH-HShM で、
 「神の熊手」の語義である。
 
 以上のように
 鷲宮神社は人々(信仰者)を多く集合させ、
 神の至福を授ける性格を持っている。
 
 同社のこのような背景を考慮すると、
 創建当初の神社名「神埼」は
 「集会所、教会」である
 KNSYH の音写
 「カネサキ」であったと考える。
 
 同語は
 「韓国伊太氐神社と杵築神社」
 で取りあげた
 杵築(キネツキ)の祖語でもある。
 
 ユダヤ教の教会は
 現在
 シナゴーグと呼ばれている。
 
 これはギリシャ語の派生語だが、
 同町上内の「砂原」はその転訛であろう。
 
 これは信仰と関係ないが、
 町内の八甫(はっぽう)名は
 ヘブライ語の 
 HTsPhH の音写で
 「水浸し、洪水」の字義であり、
 中川沿いの湿地地帯であったことを
 示している。
 
 ここでの中川は中妻の場合と同じく、
 NGH の音写で「光川」であろう。
 
 鷲宮地域はイスラエルの人々の
 宗教的麗しの地であったのである。
  
M.K記
連絡先:090-2485-7908
 

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