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第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・月氏とシルクロード:ガド族の「誓い」と明石 [創世紀(牛角と祝祭・その民族系譜)]



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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
 執筆時期:1999~2000年

《第十六章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰・
月氏とシルクロード:ガド族の「誓い」と明石
 
  これまでの聖書の引用はすべて
 日本聖書協会の
 『旧約聖書』1955年改訳版に依ってきたが、
 先に引用した
 
 ヨシュア記22章34の
 
 「その祭壇を『あかし』と名づけた」
 
 のは何と絶妙なる訳語であったことか。  
 
 「あかし」は
 兵庫県明石市の市名そのままなのである。
 
 ヘブライ語の IDVT(ed) がその原語で、
 「誓約」を表わすことはすでに述べた。
 
 「明石」は奈良期からみえる地名で、
 『日本書紀』推古天皇の時代に
 「明石」と表記された。
 
 『万葉集』巻3に「明石」とあり、
 『和名類聚抄』には
 「播磨国明石郡明石郷」が載る。
 
 訓は「安加之」とされている。
 
 これからすれば、
 秦氏の絹産業に係わる「明石」は蛹のこと、
 「明石」は繭玉のことと理解される。
 
 後述のように姫路市の「白国」は
 「繭の国」のことであるから、
 
 「あかし」に対し
 これらの漢字が当てられたのは理解できる。
 
 しかし、その呼称の本義は「誓い」である。
 
 『和名類聚抄』の明石郷は明石駅、
 明石公園の周辺であろう。
 
 ところが、この地域を囲むように
 「誓い」の IDVT(ied) を表わす
 地名があるのである。
 
 明石駅東北の太寺(たいでら)、
 西北の王子、大道町がそれである。
 
 Ied の音訓は
 ドイツ語で Eid、
 英語で oath となるように
 「オウチ」が近い。
 
 上記の三つの町名の祖語はこの ied であり、
 「あかし」の本義を明かすものである。
 
 また「延喜式」神名帳
 揖保郡に阿波遅神社が記載されているが、
 この名称も同類である。
 
 同社の所在地については
 龍野市内に想定されている。
 
 同市に近い姫路市の北東部に
 太市の地名がある。
 
 『風土記』には揖保郡邑智里とあり
 駅家があったとある。
 
 『和名類聚抄』和名類聚抄には
 「大市郷」とあり、
 訓を「於布知」としている。
 
 また太市の南に接して太子町太田があり、
 その南姫路市に勝原区太田、大谷、
 そして大津区へと連なる。
 
 これらの地名も ied が祖語であろう。
 
 勝原区の「カツ」は Gad に依る。
 
 さらに上郡町の大持、大枝も同様である。
 
 太子町太田は風土記の大田里の遺称地である。
 
 播磨国にはガド族の氏族性を象徴する
 
 「誓約、あかし」
 
 を表明した地名が多くみられる。
 
M.K記
連絡先:090-2485-7908

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