『バグダッド下水音頭』http://blog.livedoor.jp/matmkanehara10/archives/52049176.html


『創世紀』の目次へ戻る https://matmkanehara.blog.so-net.ne.jp/2019-05-09

「神聖の系譜」出版協賛のお願いhttps://matmkanehara.blog.so-net.ne.jp/2019-03-14-4



#58966;(かっこ○´д`○)こんにちわぁ♪#58966;




 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年




《第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(4)クレタ島:クノッソス




 この島のギリシャ語名は 

 Κρητη クリティである。

 

 その意味が「牡牛の角」であり、

 同島がケルト島であることは

 十分納得できるところである。

 

 クリティの名をつけたのは後にやってくる

 ミケーネ文化の担い手は

 ドーリス人たちであっただろうと思われる。

 

 クノッソス宮殿の東側を流れて

 エーゲ海に流れ入る川は Kairatos という。

 

 ギリシャ語における ai の発音は「エ」となる。

 

 例えば 

 Aijaiwv はエーゲ海であり、 

 Aijvptos はエジプトである。

 

 よって

 kairatos は「ケラト」となり、

 角を意味することとなる。

 

 さらに

 クノッソス Knosos を

 クレタ島の古文字(線文字B)に探ると

 ko-no-so と表記されるが、

 これは 

 ko-(lあるいはr)no-so と訓読できる。

 

 この性格は線文字Bとギリシャ語との対応から

 導き出された同文字表記の規則で、

 

 青銅は ko-ko- と表記されるが

 ギリシャ語では kha(l)ka(s) 、

 

 少年は ko-wo と表記されるが、

 ギリシャ語では 

 ko(l)wo(s) であることに対応する。

 

 ko-(l/r)no-so はギリシャ語の 

 kopvjtis 棍棒を持ち歩く人が直接に結びつき、

 王位にある者の表徴となる。

 

 クノッソス宮殿には双斧の間があり、

 「双斧」が王位のシンボルであることが知られるが、

 その形象は明らかに「奉献の角」で、

 二又の矛と同義である。

 

 ギリシャ語の「角」は 

 kepas 、kepatos で Konoso の

 直接に転訛した結果かもしれない。

 

 古代にヘラクレオンと呼ばれた

 「ケルト川」河口に近い町は現在 

 Canda と呼ばれる。

 

 また、

 バローチー語で角を kant という例がある。

 

 Ko-lr-no-so が礎になり

 ラテン語の cornu が誕れ、

 ローマ帝国の影響で

 

 フランス語、スペイン語、英語へと

 波及したと考えられる。

 

 クレタ島とローマの祖地、

 ラテン語の母体であった

 ラチウムとは深い関係にある。

 

 クレタ島に住み付き

 「牛頭崇拝」を根付かせた人々とは

 「ケルト人」であったことは今や明らかである。

 

 しかし、

 彼等はどこから来たのだろうか。



M.K記